はじめに
今回は,ルアーのフック交換,フックの向きについて解説します。
フック交換の際に,フックの向きを正しく付けないと,ルアーの泳ぎにも影響しますので,間違えないように覚えておきましょう。
フックの向きについて
ルアーのフックについては,基本的な向きが決まっています。
もし,ルアーのフックを交換する時,向きを気にせずに交換されている方がいたら,気を付けてください。
まず,純正のフックの向きについて確認してみましょう。下の写真はルアーを箱から出してすぐの状態です。
トレブルフックが2本のルアーの場合,基本的には全てのルアーのフックがこの向きとなっています。
フックの向きの覚えかた
基本的なフックの向きの覚えかたについて説明します。
純正のフックを既に外してしまっている時や,フック交換が済んでいるルアーのフックの向きを確認するために,確認方法を覚えてください。
フロントフック(前側)のフックの向きですが,ルアーの頭側を持ち上げた時,フックの先端がルアーに刺さらないような,下の写真の向きが基本となります。
また,セットアッパーなどの,3つフックが付いているルアーは,前側の2つのフックがこの向きとなります。
シングルフックへ変更する場合も同様に,ルアーの頭側を持ち上げた時にフックの先端がルアーに刺さらない向きが基本となります。但し,ピンテールチューンやGコントロールなどの,ヘビーシンキングミノーをシングルフックにすることはおすすめしません。泳ぎが変わってしまいます。
下の写真は,あえて逆向きにフックを付けています。
フックの先端がルアーに刺さる向きとなっていることが分かると思います。
続いて,リアフック(後ろ側)の基本的な向きですが,簡単に言えば,フロントフック(前側)の反対向きに付ければOKです。覚え方も一緒で,ルアーの後ろ側を持ち上げた時,フックの先端がルアーに刺さらないような,下の写真の向きが基本となります。特にリアフックの向きは重要で,リアフックの向きが反対なだけでルアーの泳ぎが悪くなってしまいます。ルアーの泳ぎが悪くなると,水中でバタつきながら泳ぐので,ルアーの浮き上がりが早くなってしまいます。
下の写真は,あえて逆向きにフックを付けています。
フックの先端がルアーに刺さる向きとなっていることが分かると思います。
フック交換
フック交換する際,まず純正のフックのサイズを確認してみましょう。
ピンテールチューン27gは,純正のフックは6番です。
ちなみに,セットアッパー 125S-DRの純正のフックも6番です。(青物スペシャル,LH(ランカーハンター)でないノーマルタイプ)
Gコントロールの純正フックは5番となっています。
ピンテールチューン27gよりも,一つ大きくなっていますが,この5番って中途半端なんですよね。私が青物用に交換するフックで愛用しているフィーモフック H(ヘビー)タイプには,5番が販売されていません。5番のMH(ミディアムヘビー)では,サワラなら大丈夫ですがブリには伸ばされます。なので,私は一つ番手を下げて6番のH(ヘビー)に交換します。
私が愛用している「ピンテールチューン27g」は,青物を狙うのであればフック交換が必須です。純正フックでキャッチできるのは,せいぜいメジロクラスまでです。交換するフックですが,筆者が色々と試してみた結果,フックの大きさは純正と同じ#6,太さはH(ヘビー)です。理由は,フックを大きくすると,ルアーの泳ぎが悪くなってしまうことと,#5のMH(ミディアムヘビー)ぐらいでは,結局ブリクラスの大物では曲げられてしまうからです。
「セットアッパー 125S-DR」(青物スペシャル,LH(ランカーハンター)でないノーマルタイプ)も同様にフックを交換しましょう。
おすすめのフックについて
交換用のおすすめフックは下のとおりです。
OWNER(オーナー) カルティバ ST-56 スティンガートリプルフックを
OWNER(オーナー)の トリプルフックは,一見どれがH(ヘビー)タイプか分かりにくいと思います。H(ヘビー)タイプは,2桁の数字の左の数字が5です。
下の表を参考にしてください。(OWNER(オーナー)公式ホームページ)
スプリットリングの交換について
フックを交換する際には,一緒にリングを交換しておくと,より安心です。筆者は,「セットアッパー 125S-DR」や「ピンテールチューン27g」には,3号を使用しています。
釣り過ぎダニエル
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