はじめに
毎週日曜日は,釣果報告以外の,おすすめのタックル紹介や豆知識などの情報ネタを投稿する予定としています。
今回は,ルアーのフック交換,フックの向きについて解説します。
フック交換の際に,フックの向きを正しく付けないと,ルアーの泳ぎにも影響しますので,間違えないように覚えておきましょう。
フックの向きについて
ルアーのフックについては,基本的な向きが決まっています。
もし,ルアーのフックを交換する時,向きを気にせずに交換されている方がいたら,気を付けてください。
まず,純正のフックの向きについて確認してみましょう。下の写真はルアーを箱から出してすぐの状態です。
トレブルフックが2本のルアーの場合,基本的には全てのルアーのフックがこの向きとなっています。
フックの向きの覚えかた
基本的なフックの向きの覚えかたについて説明します。
純正のフックを既に外してしまっている時や,フック交換が済んでいるルアーのフックの向きを確認するために,確認方法を覚えてください。
フロントフック(前側)のフックの向きですが,ルアーの頭側を持ち上げた時,フックの先端がルアーに刺さらないような,下の写真の向きが基本となります。
また,セットアッパーなどの,3つフックが付いているルアーは,前側の2つのフックがこの向きとなります。
シングルフックへ変更する場合も同様に,ルアーの頭側を持ち上げた時にフックの先端がルアーに刺さらない向きが基本となります。但し,ピンテールチューンやGコントロールなどの,ヘビーシンキングミノーをシングルフックにすることはおすすめしません。泳ぎが変わってしまいます。
下の写真は,あえて逆向きにフックを付けています。
フックの先端がルアーに刺さる向きとなっていることが分かると思います。
続いて,リアフック(後ろ側)の基本的な向きですが,簡単に言えば,フロントフック(前側)の反対向きに付ければOKです。覚え方も一緒で,ルアーの後ろ側を持ち上げた時,フックの先端がルアーに刺さらないような,下の写真の向きが基本となります。特にリアフックの向きは重要で,リアフックの向きが反対なだけでルアーの泳ぎが悪くなってしまいます。ルアーの泳ぎが悪くなると,水中でバタつきながら泳ぐので,ルアーの浮き上がりが早くなってしまいます。
下の写真は,あえて逆向きにフックを付けています。
フックの先端がルアーに刺さる向きとなっていることが分かると思います。
フック交換
フック交換する際,まず純正のフックのサイズを確認してみましょう。
ピンテールチューン27gは,純正のフックは6番です。
ちなみに,セットアッパー 125S-DRの純正のフックも6番です。(青物スペシャル,LH(ランカーハンター)でないノーマルタイプ)
Gコントロールの純正フックは5番となっています。
ピンテールチューン27gよりも,一つ大きくなっていますが,この5番って中途半端なんですよね。私が青物用に交換するフックで愛用しているフィーモフック H(ヘビー)タイプには,5番が販売されていません。5番のMH(ミディアムヘビー)では,サワラなら大丈夫ですがブリには伸ばされます。なので,私は一つ番手を下げて6番のH(ヘビー)に交換します。
私が愛用している「ピンテールチューン27g」は,青物を狙うのであればフック交換が必須です。純正フックでキャッチできるのは,せいぜいメジロクラスまでです。交換するフックですが,筆者が色々と試してみた結果,フックの大きさは純正と同じ#6,太さはH(ヘビー)です。理由は,フックを大きくすると,ルアーの泳ぎが悪くなってしまうことと,#5のMH(ミディアムヘビー)ぐらいでは,結局ブリクラスの大物では曲げられてしまうからです。
「セットアッパー 125S-DR」(青物スペシャル,LH(ランカーハンター)でないノーマルタイプ)も同様にフックを交換しましょう。
交換用のおすすめフックは下のとおりです。
フックを交換する際には,一緒にリングを交換しておくと,より安心です。
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