釣行時間・環境
時間 朝まずめ
場所 瀬戸内海沿岸部 某防波堤
水深 5~15m
釣果状況
仕事前の朝まずめ
サワラ狙いで,ピンテールチューン27gをキャストする。
20秒ほど沈めて,早めのリトリーブ。
20巻きほどリトリーブしたら,また15秒ほど沈めて早めのリトリーブ。
早巻きの途中で,巻き速度を緩めるのもバイトを誘発するので効果的です。
この日のヒットパターンは,表層近くまで早巻きして,そこからの巻き速度を緩めて3~5巻きぐらいで,ゴンっ!って感じでした😄
ピンテールチューン27の使い方
ピンテールチューン27gは,ずっとスローリトリーブだと上手に泳がないので,基本は早巻きです。そして,早巻きしているだけで,時々勝手にダートします。この,ジャークを入れずに同じスピードのままダートするのが,ピンテールチューン27gの真骨頂です。そのダートが青物から逃げる小魚のようで青物の捕食スイッチが入ります。捕食スイッチが入った青物がピンテールチューン27gを追尾し,次にダートした時や,巻き速度を緩めた瞬間にバランスを崩してヨロヨロっとダートしたところにヒットします。また,着底からの巻き始めすぐにヒットするパターンも多いです。おそらく,青物はルアーが沈んでいくところを観察しています。着底してすぐの早巻きでダートした瞬間に,リアクションバイトするんだと思います。
ピンテールチューン27gの早巻き時のダートする泳ぎは,同じメーカーであるジャクソンのサゴシチューンやGコントロール,ピンテールチューン40gでも同じ泳ぎ方はしません。その代わり,サゴシチューンやGコントロールの方が安定してきれいに泳ぎ,ジャークを入れた時の泳ぎ方も良いです。
但し,ピンテールチューン27gも良いところばかりではありません。まず,純正フックは交換必須です。(下記参照)
そして,時々勝手にダートする泳ぎは,不安定さと表裏一体なのです。何かしらの少しの要因で,全く泳がないポンコツルアーとなってしまうこともあります。その要因となるのは,フックの大きさ,フックの向き,アイの変形,巻きスピードなどです。ホントにちょっとしたことで泳ぎが変わってしまいます。
ピンテールチューン27gは泳ぎが悪くなると,浮き上がりが早くなります。堤防(海面まで4m程度)からフルキャストして,20秒ほど沈めてから同じ速度で巻き続けて,ルアーが海面を割って出るのが10m以上先だと泳ぎが悪いと思ってください。理想は5m以内です。ピンテールチューン27gを初めて使う場合は,まずはフックを交換する前に何回か投げてみてください。同じ時間を沈めて,投げる毎にリトリーブスピードを変えてみて,一番海面を割って出てくるのが遅い時のリトリーブスピードが一番良い速さです。リトリーブスピードが速すぎても良くありませんので,注意してください。慣れると,だんだん分かってきます。
ヒットルアー
ジャクソン ピンテールチューン 90㎜ 27g
・飛距離
・泳ぎ(ただ巻き)
・泳ぎ(ジャーク)
【インプレ】 スローリトリーブだと,上手に泳がないので,ファーストリトリーブが基本となる。ファーストリトリーブ時にイレギュラーにダートし,青物の捕食スイッチを入れる。ジャークを入れずに同じスピードのままイレギュラーダートする泳ぎがこのルアーの真骨頂であり,「Gコントロール 93㎜ 28g」にはない。また,飛距離もこのクラスのヘビーシンキングミノーの中では一番飛ぶ。但し,イレギュラーダートする泳ぎは不安定さと表裏一体であり,フックの大きさ,フックの向き,アイの変形,巻きスピードなどが要因で泳ぎが悪くなってしまう。また,連続ジャークを入れると泳ぎが崩れやすい。泳ぎが悪いと,バタつくので浮き上がりが早くなる。ちょっとクセのあるルアーだが,使いこなすと強い味方となる。純正フックは交換必須!
ジャクソン3兄弟の他のルアーについて
ジャクソン ピンテールサゴシチューン 90㎜ 28g
・飛距離
・泳ぎ(ただ巻き)
・泳ぎ(ジャーク)
【インプレ】 フロントリップの形状により,ただ巻きの泳ぎは安定していて,着水からすぐに巻き始めても海面から飛び出しにくい。「ピンテールチューン90㎜ 27g」ほどではないが,ファーストリトリーブ時のイレギュラーダートもする。ジャーク時の動きも良く,大きめの連続ジャークをしても泳ぎが崩れにくい。短所は飛距離で,フラッシング効果を高めるための角ばったボディ形状が飛距離を落としている。「ピンテールチューン90㎜ 27g」に比べると,10%ほど飛距離が落ちる。個人的には,泳ぎ,操作性の面ではジャクソン3兄弟の中では一番良いと思っている。でも,飛距離が,,,。
ジャクソン Gコントロール 93㎜ 28g
・飛距離
・泳ぎ(ただ巻き)
・泳ぎ(ジャーク)
【インプレ】 フロントリップが「ピンテールチューン90㎜ 27g」に比べて少し大きく,ベリー部分のセカンドリップにより泳ぎが安定しているため,ファーストリトリーブだけでなく,スローリトリーブでも安定して泳ぐ。安定しているがゆえに,泳ぎが素直で単調でもある。連続ジャークを入れても泳ぎが崩れにくく安定しているので,リトリーブ時にジャークを入れる方が良い。飛距離は,リップの形状も影響しているためか「ピンテールチューン90㎜ 27g」には劣るが,「サゴシチューン90㎜ 28g」よりも飛ぶ。ジャクソン3兄弟の中では一番弱点もなく,まとまっていて,誰にでも使いやすい。
フック交換について
「ピンテールチューン27g」は必ずフックを交換してください。純正フックでキャッチできるのは,せいぜいメジロクラスまでです。交換するフックですが,筆者が色々と試してみた結果,フックの大きさは純正と同じ#6,太さはH(ヘビー)です。理由は,フックを大きくすると,ルアーの泳ぎが悪くなってしまうことと,#5のMH(ミディアムヘビー)ぐらいでは,結局ブリクラスの大物では曲げられてしまうからです。
「セットアッパー 125S-DR」(青物スペシャルでないノーマルタイプ)も同様にフックを交換しましょう。
交換用のおすすめフックは下記のとおりです。(クリックすると最新の価格が分かります。)
使用タックル
〇ロッド | 15コルトスナイパーS906M |
〇リール | 21ストラディックSW4000XG |
〇ライン(PE) | ピットブル12 1.5号 200m |
〇リーダー | サンライン(SUNLINE) システムショックリーダー ソルティメイト FC (25lb~35lb) |
〇スナップ | アクティブ ルアースナップ・ストロング 2号 |